とうとうこの日がやってきました!
今日からブラケット矯正を始めました。期間にして、約5か月。長いなぁ。
今日は朝からそわそわと落ち着かなかったです。だって普通の歯医者に行くのも苦手で怖いのに、矯正装置をつけるなんて…もう想像つかないですよ。本当どこまでも臆病者です。
そして、もう一つ、今日は私の歯並びの写真も掲載しようと思っています。(すっごい恥ずかしいです)
矯正装置をつける前と矯正装置をつけた後の写真を参考までに掲載したいと思います。そうしないと後で歯の矯正でどのくらい歯並びが綺麗になったかもわからないですからね。恥を忍んで歯の写真を掲載します。
人にお見せできるような歯や歯並びではないので、苦手な人はこの先は見ないでください。気持ち悪いものをお見せしてすみません。
ブラケット矯正を装着する前に歯のクリーニングを行いました
今回、歯の矯正装置をつける前に、歯のクリーニングをお願いしました。
皆さんに、「半年に1度は歯のクリーニングをしに歯医者さんに行った方がいいですよ」とアドバイスしていたのに、私自身考えてみたら最後に歯のクリーニングを行ってからもう4年もクリーニングに行ってませんでした。
すみません、反省してます…
これからは半年に一度はクリーニングに通います! 10代の頃散々虫歯で歯医者さんに通って虫歯でつらい思いをしたのですっかり歯医者さんが本当に苦手なんですよね。
矯正のための精密検査をした際に、虫歯はないと言われていたのですが今日のクリーニングでも特に虫歯はないと言われました。一箇所だけ奥歯の詰め物が欠けている箇所があるということで虫歯になる前にかけている部分を治しましょうと言われました。ブラケット矯正からマウスピース矯正に切り替える前に治療することになりました。ともかく虫歯がなくて安心しました。
クリーニングは以下の手順で行われました。今まで私が通っていた歯医者さんのクリーニングよりずっと丁寧なクリーニングだと感じました。
- 歯茎のチェック(歯周病等の確認)
- 歯石の除去
- ブラッシング(2種類のブラシを使って)
- フロスがけ
- 歯茎の状態や虫歯の有無のフィードバック、歯ブラシ指導
- フッ素剤を歯に塗る
- 口内洗浄
こんな流れで約40分間くらいかけてクリーニングをしてもらいました。
それでは具体的に流れに沿ってどんなことをしたか説明しますね。
歯茎のチェック(歯周病等の確認)
まず、歯茎のチェックです。先端に長い針のような尖った器具で歯茎全体をチェックしていきます。歯茎に刺したり、歯茎の中にその尖った器具を差し込んでいるような感じがしました。これされたことがある人はわかると思うのですがチクチクして痛いんですよね。いつも、これをされる時は、「早く終わってくれぇ〜、どこも悪いところありませんように〜」と心の中で叫びます。
歯石の除去
次に歯石とりです。なにせ4年ぶりのクリーニングですからね、歯石もたくさん溜まっていそうです。これも歯石があると結構痛い時あるんですよね。尖った器具で水を出しながら削りとっていきます。先生に、奥歯は大丈夫ですが前歯に歯石が多く固まってついていると言われました。先生が前歯の歯石取りに手こずっているのを感じます。(ごめんなさ〜いと心の中で謝ります。)
歯石をとってもらった後に手鏡で前歯を確認すると、確かに歯と歯の間に少し隙間ができていました。先生に「今、歯と歯の間に三角形の隙間ができたように見えるかもしれませんが、白かった部分は歯ではなく歯石です。これが本来の姿です。」なんて言われて恥ずかしかったです。でもとてもスッキリしました。やっぱり歯のクリーニングは半年に1回くらい行こうって思えました。
ブラッシング(2種類のブラシを使って)
今度は歯の表面を機械のブラシで磨いていきます。ブラシのヘッドを交換して(おそらく違う種類)2回磨いてくれました。ブラシと言っても歯ブラシのようなものではなくて、ゴム素材のようなヘッドに小さな突起がびっしりついているようなブラシです。歯に当てて磨いてもらっている時に「ズーン」と振動が伝わってきます。すごく丁寧に磨いていただいたので、ブラッシングの後は歯の表面がツルツルになりました。それに、気持ちよかったです。この時も最後に手鏡で歯の状態を見せていただいたのですが、心なしか歯の色もブラッシング前よりも白くなっているように感じました。やはり着色汚れを落とすためにも定期的な歯のクリーニングは大切ですね。
フロスがけ
次は歯と歯の間の汚れを落とすためにすべての歯と歯の隙間をフロスで掃除してくれました。
フロスまで入れてもらえて本当にすっきりです。そして、今回歯医者さんにフロスがけについて指導をしてもらい、目からウロコの発見がありました。それについては、「歯のお手入れコーナー」で後日皆さんにも共有しますね。どうせフロスをかけるなら、もっともっと効果的なフロスをかけたいですよね?
歯茎の状態や虫歯の有無のフィードバック、歯ブラシ指導
そして今までのクリーニングを通して、歯茎の状態や虫歯の有無などのフィードバック、そして最後に歯ブラシ指導を受けました。
今回歯茎の状態は特に問題ないと言われました。歯周病は見られないと診断されてホッとしました。いや、よかったです。歯周病怖いですからね。なんでも針のような器具が1、2mm歯茎に入る状態であれば歯周病はセーフ、3、4mm入る状態だと歯周病だそうです。私は前者だったのですが、あの歯茎チェックのチクチクはこの確認だったのか…と改めて知りました。しかし、1箇所、歯周病ではなく、「歯肉炎」を起こしている歯茎があると言われました。ただ、この歯肉炎は酷くないので、きちんと歯磨きしていたら自然と治るレベルだとのことでした。よかったです。
また、虫歯についても精密検査の結果時に伝えられていましたが今回のチェックでもありませんでした。ただ1箇所だけ奥歯の詰め物が欠けている部分があるらしく、そこはそのままだと虫歯になるのでブラケット矯正後、マウスピースに移る前に治療しましょうと言われました。自分の歯の状態を知れてよくも悪くも安心しました。
最後に歯ブラシ指導です。やはり、私は八重歯の周り、上下の歯の噛み合わせが逆になっている部分の磨きのこしを指摘されました。わかっていたけど、本当に難しいんですよね、デコボコした歯並びのブラッシングって。矯正して歯並びが綺麗になったら解決しますが、それまではしっかりとブラッシングに気をつけて歯磨きしなくてはとあらためて思いました。基本的に八重歯周辺は歯ブラシを縦にして、1本1本磨くように指導してもらいました。
フッ素剤を歯に塗り虫歯にならないようにします
最後の仕上げは虫歯になりにくくするために、歯にフッ素剤を塗ってもらいました。歯全体に塗った後、5分ほどそのままの状態で我慢します。ほんのり甘い味の薬剤だったので、口の中に唾が溜まって気持ち悪かったのですがしっかり効き目を出すためにしばらくそのままで保ちます。5分経ったら、口の中をうがいして終わりです! 私は、歯医者さんでクリーニングの時にこのフッ素剤を最後に塗ってもらったことはなかったのでちょっと嬉しかったです。矯正中に虫歯になりたくないですもんね!
こうして、矯正装置をつける前のクリーニングを終えました。
次はいよいよ、ブラケット矯正装置を装着します!
ブラケット矯正開始!ブラケットを装着してワイヤーを通しました
いよいよです。歯のクリーニングを終え、すっきりしたので気持ちが若干高揚していましたが、これからブラケット矯正の器具を装着するんだと思うと一気にブルーな気持ちになります。痛いのか、怖いなぁ、おそらく気持ちよくはないであろう未知の世界への恐怖です。
最初にブラケットをつける前の前処置に前歯に薬剤を塗られました。まず、プラスチックの口を開く器具を口の中に入れられます。なんでしょう、見てないからわからないのですがアヒルの口ばしみたいな形のもので、それを入れると常時口が開いている状態です。その状態で薬剤を塗られます。「すごく酸っぱいものなので決して舐めないでください」と忠告されましたが、そう言われると舐めちゃいそうになるのが人間の性。緊張します。
薬剤が乾くのにしばらく待っていると矯正装置をつけるために担当の先生がやってきました。
無料相談や精密検査の結果の時にお世話になった担当の先生で知った顔にほっとしました。
最初にブラケットを接着します。
この時も歯に何か塗られたのですが、それが本当にセメダインみたいな接着剤の臭いがしてきました。(おいおい、本当に接着剤? 歯に接着剤なんか塗って後でブラケットはがすとき大丈夫なの!? なんて心の声が聞こえてきました。)今回大きく歯を動かす上下の前歯それぞれ6本にブラケットを接着剤でつけていきました。
次にワイヤーを通していきます。ブラケット装着時は痛みはなかったのですが、このワイヤーを通すときは歯が引っ張られるような感じがして、ワイヤーの端を処理する時は結構な痛みを感じました。「早く、終わって欲しい」こればかり考えてましたね。(笑)
そして、もう一つ、私の場合は奥歯にセメントで台を作ることになっていました。
普通の人はブラケットを装着して、ワイヤーを通したら終わりですが、私のように八重歯の影響で上下の歯の噛み合わせが逆になっている場合は、奥歯に台を作って、口を閉じても前歯が閉じない状態にします。この状態で上下逆の噛み合わせになっている歯を動かしていきます。上の歯が下の歯を乗り越えて、上下の歯の位置が正しい噛み合わせにするためには前歯が閉じていると歯が移動できないですからこのような処置をします。
下の歯の奥歯を見ると、ラクダの背中みたいに白いセメントでコブがぽこぽこと作られています。口を閉じてもその奥歯のコブに阻まれて前歯を閉じることはできません。なんか口の中に違和感が広がります。
これで全ての工程が終了しました。
最後に先生にブラケット矯正装置をつけた後の注意事項を受けて終わりです。
ブラケット矯正をつけてみての感想まとめ(注意:歯の写真有り)
さっそくブラケット矯正装置をつけてみての感想ですが、とても口の中にとても違和感を感じます。
下の前歯のブラケットはあまり気にならないのですが、上の歯のブラケットはすごく気になります。特に八重歯についているブラケットは八重歯のせいで出っ張っていて上唇に引っかかって唇が閉じにくいですよね。あと、口を閉じている時もブラケットの出っ張りを感じて、口が若干突出している感じがします。それからブラケットの針金が唇の裏にあたってチクチクと不快です。
う〜ん、これで5ヶ月過ごすのかと思うと正直気持ちがかなり沈みますね。
あとは奥歯に作ったセメントの台のおかげで歯を噛みしめることができないのですが、これもかなり不快です。何より、奥歯で食べ物を噛めないんですよ。食事をしてみたんですが物を噛み砕くことができないので、柔らかくて消化の良いものを食べるしかないなという感想です。
ブラケット自体は歯に圧迫感とか締め付け感とかを感じないので、正直本当にこれで歯が動くのかなって思いました。今は痛みはありませんが、先生に2、3日中に前歯は歯に何か触れただけでも痛むようになり、その痛みが1週間ほど続くといわれました。痛みが出ては治って、また痛みが出ては治って、これを繰り返していくそうです。歯が動いている証拠だそうです…
ああ、こんなに不快な上に痛みが出るんだ…今から憂鬱です。
早い人だと今晩には痛み出すでしょうともいわれました。今のところは痛みは感じませんが覚悟しておく必要がありますね。
今回は矯正初日に行ったことを詳細に説明しました。矯正って未知の世界ですが、実際どんなことをするか知っているとある程度は安心しますよね? これから矯正を始めようと思っている人のお役に立てればと思います。臆病者の私でも耐えられた痛みなので大丈夫ですよ。
最後の最後に矯正装置をつける前の歯とブラケットを装着した状態の歯の写真を掲載しますね。
矯正装置をつける前の歯
写真向かって右側の八重歯の横の歯の上下の噛み合わせが逆転しているのがわかりますか? この奥に入ってしまっている上の歯を前に出し、外に出ている下の歯を奥に入れ、歯の噛み合わせを正常に戻すために今回ブラケットを装着しました。前歯に茶色くステインがついていますがこれは虫歯ではないそうです。矯正が終わったら最後にこの前歯のステインを落とすことになりました。
(やっぱり歯の写真恥ずかしいですね。)
ブラケット矯正装置をつけた後の歯
はい。そしてこれがブラケットを装着した画像です。ブラケットはメタルだと目立つので透明のものにしています。ただ、ワイヤーは通常のグレーのものにしました。2万円くらい出せばワイヤーも透明のものにできると言われたのですがケチッて通常のグレーのままにしました。でも、ブラケットが透明なだけでも随分目立ちません。
この写真はよく見ると前歯が完全に閉じていないのがわかると思います。それは奥歯に台を作って歯を噛んでも前歯の部分は噛み合わないようになっているんですよね。この間に奥に引っ込んでしまった上の前歯を前に移動させます。
高いお金を払って、こんな大変な思いをして矯正をするのだから、綺麗な歯並びにならないとやってられませんね!
矯正終了後、皆さんに綺麗になった歯並びを披露したいです。
今日は怖い思いをたくさんしたのでとても疲れました(笑)
おやすみなさいい。