前回、矯正の精密検査についての投稿をしました。
記事を読んでくれた読者の皆さんはご存知だと思いますが、その精密検査を受けて一抹の不安を感じたんですよね。
簡単に言ってしまえば、担当の助手さんの対応に不安を感じたわけなのですが、矯正を始めれば通院は数年に及びますし、最初から不満があると先々が辛いです。
今回私は矯正歯科を選ぶにあたってのポイント(基準)を最初に作ったのですが、そのポイントに沿っての第2候補の歯科医院にセカンドオピニオンとして、無料相談の予約を入れ相談にいってきました。
今回はセカンドオピニンを受けてみての感想を共有したいと思います。
歯科矯正のためのセカンドオピニンを受けてみての感想
実はこのセカンドオピニオンを受けた日は、第一候補の医院で受けた矯正の精密検査の結果を受ける日でもありました。
意図したわけではなく、日程が重なったのは偶然です。
精密検査の結果については後日また皆さんにご紹介したいと思いますが、今回は矯正のセカンドオピニオンを受けてみての感想をお伝えします。
私がセカンドオピニオンとして選んだのは、個人経営の矯正歯科医院でした。
最初に精密検査を受けた医院は比較的規模の大きい医院でしたので、最初に感じた違いとしてはそのくらいでしょうか?
矯正歯科医を選ぶポイントとしては、どちらの医院も基準を満たしています。
1.大人の矯正にも積極的であること
2.歯をできる限り抜かない主義であること
3.部分矯正も行っていること
4.自宅から通いやすい場所
5.コミュニケーションが取れる歯科医(これは実際に先生にお会いしてからの判断)
前回の精密検査で助手の対応に不安を覚えた私は、こちらの医院でも無料相談を受けることにしました。
もちろんこの医院のWebサイトや資料の取り寄せて読み込んでいます。
先生の人柄も良さそうで、スタッフさんもコメントを寄せているのですが活き活きと働いている様子が伝わってきます。
そして、実際に治療を受けた患者さん数人の感想やコメントが掲載されていて、どなたも先生のことを絶賛しています。
期待に胸が膨らみます。
2回目の矯正相談 セカンドオピニオンはいかに?
実際に訪問して見ると受付にWebや資料に出ていたスタッフさんが迎えてくれました。
(あっ、あの人だ!)
ところがサイト上では笑顔でハツラツとした印象のスタッフさんは、対応はとても丁寧なのですがどこか暗い感じなのです…
(疲れてるのかな?)
少し、雲行きが怪しくなってきました。
そして、診察室に案内されるとそのまま診察台に座るように指示されます。
ここでは先生からのヒアリングは最初になく、口内を診るところから始まりました。
簡単に口内を診てもらって後、治療したい箇所の説明をして、いくつか質問をしてみます。
するとなんとも先生の歯切れが悪かったんですよね。
前回の歯科医院では何を質問してもある程度明確な説明や回答が返ってきていたのでそのギャップに驚いてしまいます。
そして、前の矯正歯科医院では、「問題ない、それは心配しなくても大丈夫ですよ」と言われていたことがこちらの医院では、すべて「難しい」、「結構大掛かりになる…」など言われてしまったんです。
そして期間や金額も最初の医院よりかなり長い期間と高い金額を提示されました。
(あれ? この先生は慎重派なのかな?)
と最初は思っていたんですが、段々と何か自信のなさというか焦りみたいなものを感じたんですよね。
例えば、「実は他の医院ではこのように説明されたのですが…」と伝えると、「あっ、うん、そうだね、大丈夫かもしれないね…」なんて自分の意見が簡単に変わってしまったりするんです。
また、最初に言われた金額が高いな…と難色を示していると、「安くしましょうか?」なんて随分金額を下げて提示してきたり(笑)
これも逆に不安でした。
もう、これはWebのサイトや紙面上では分からない部分ですよね、実際に対面して話をしてみないと分からない部分です。
(ここでの矯正はないな)と直感的に感じます。
そう思って話を切り上げようとすると、
「今日、もうこれから歯型とって検査してみますか?」
と言って診察台を倒されそうになります。
「いえっ、結構です。今日は精密検査のお金持ってきていませんし、慎重に検討したいと思うので…」
この間おそらく診察台に座ってから15分も経っていないです。
結論としては、1)スタッフさんの働いている姿が思いの外暗い感じだったこと、2)院内の雰囲気も活気がなかったこと、3)実際に会った先生が自信がなさそうで、言っていることが二転三転することなどを理由にここでの矯正は止めました。
まとめ
いや〜、ちょっと「セカンドオピニン」にならないような結果になってしまったかもしれません。
けれど今回のことであらためて最初に無料相談をして精密検査まで進んだ医院の「技術力の高さ」や「自信」を感じることができたので、結果的にオーライだったと思っています。
今回特に最初に訪問した矯正歯科医院を見直した点は以下の2点です。
・ 出来ること出来ないことを含め、質問への回答が全て明快だった。
・ 料金の提示が明快だった
まず、出来ること、出来ないことを含め質問への回答が明快だったのは、何よりもたくさんの症例数を扱ってきたからだということに気がつきました。
また、料金の提示が明快だったのもそのことの表れだと思いました。
そして、今回もう一つ気がついた点は、個人の矯正歯科医院では先生が一人ということです。
(当たり前か!)
要するに矯正は数年かかりますから個人の歯科医院でその先生に何かあったら困るということです。
先生が病気で診療ができなくなってしまったり、歯科医院の経営がままならなくなった時のフォローアップの体制はどうなんだろうか…ということにも気がついたんです。
そう考えると私は最初に無料相談をして精密検査を受けた医院は先生もスタッフもたくさんいます。
担当の先生は一人ですが、その先生にもし万が一のことがあってもフォローアップの体制は出来上がっています。
私はここにも大きな魅力を感じました。
今回の教訓は、「やっぱり実際の訪問に勝る情報はない!」ということでした(苦笑)
セカンドオピニオンとしてはもの足りない結果となってしまいましたが、私の体験が皆さんの歯科医院選びの参考になれば嬉しいです!
次回は、精密検査の結果についてご報告しますね!