少し前に無料相談にうかがった矯正歯科医院で歯の矯正のための「精密検査」を受けてきました。
歯列矯正のための精密検査は保険がきかないので高いと聞いていたので、ドキドキしながら予約の電話をする時に確認してみました。
「あの〜それで矯正のための精密検査ってどのくらいの料金がかかるのでしょうか?」
「はい、精密検査の料金は税込みで43,200円になりますので当日ご用意ください!」
チーン。
明朗会計ですね(苦笑)
やはり保険がきかないと高いです。ううっ。
でも、まあ、今年こそは歯の矯正をするんだって決めていたので覚悟を決めました。
というわけで、予約から一週間後精密検査を受けて来ました!
「歯の矯正前の精密検査ってどんなことするんだろう?」って感じている人も多いかと思うので実際にどんなことをされたか共有したいと思います。
歯の矯正の精密検査ってどんなことされるの? 実際に体験してきたので報告したいと思います!
とうとうやって来ました精密検査の当日。
歯科矯正開始への第一歩です。
いつも以上に歯磨きを丁寧にしてから医院に向かいました。
そういえば精密検査の料金のことばかり気になって、どのくらい時間がかかるのか聞いていませんでした。
(しっかりしている皆さんは予約する時、所要時間を確認されてくださいね!)
まあ、時間の余裕は十分にとっています、いざ、出発!
受付をすませて待合室で待っていると時間になって歯科助手の女性が呼びに来ました。
「HARUNAさん、これから精密検査を始めるのでこちらにどうぞ!」
ついていくと小さな個室に通されました。
そこには普通の歯医者さんにあるような寝台椅子が1つ、いたって普通です。
椅子に座って待っていると先ほどの助手の方が部屋に入って来ました。
「本日、精密検査の担当をします、○○です、よろしくお願いします。」
どうやら精密検査は医師ではなく助手の方が対応するようです。
「HARUNAさんは全体矯正と部分矯正について2つの矯正について検討されているということなので、その2つについて精密検査をしていきます。2つですので少し工程が増えますがよろしくお願いします。」
「よろしくお願いします。」
さあ、スタートです。
精密検査検査開始
精密検査は以下の手順で進んで行きました。
1. 精密検査を受けることへの同意書類へのサイン
2. 歯のレントゲン写真が控えとして必要かどうかの確認
(必要でない場合は「いらないと」というサインを要求されます)
3. 歯型取り(上下取ります。私は全体と部分矯正を検討していたので上下2セット取りました。)
4. 特殊なカメラで口内の写真を撮影(左右、正面と計6枚ほど撮影される)
5. 歯のレントゲン写真を撮影
歯の精密検査の同意書などへのサイン
まず、精密検査を受けることへの同意書へのサインを求められたので簡単に目を通してサインをします。
これはまず予想していたことなのでスムーズに進みます。
次に歯のレントゲン写真などの歯の写真が必要かどうかを聞かれました。
なんでも、「後から請求されても出せませんから、必要なら今必要だと先に申告してください。必要でないなら必要でないにチェックをし、ご署名をしてください」と言うのです。
これは全く予想してなかったので少し戸惑いました。
何しろ今まで歯の矯正をしたことありませんから、そういうものが後から必要になるかどうかなんて予想がつかないからです。
でも、聞かれるということは何かあるのかもと思い質問してみます。
「あの〜、後から写真が必要となることもあるのでしょうか? 予想がつかないので…後から必要になった時に写真がないと困ることがあるなら、必要という方にサインしておいた方がいいのでしょうか? どういう時に必要になりますか?」
すると、担当の歯科助手さんがイラッとしているのが伝わってきて、「普通はいりませんけど!」と言われてしまいます。
正直これにはこの先の精密検査が不安になりました。
忙しそうにしていましたし、私が質問したことで手間になったのだとは思いますが、やはりサインを求める以上、どういう時に必要になるのかどうか説明する義務が病院側にはあると思ったからです。
普通でしたら、もう一度聴き直すところですが、せっかく探しだした歯科医院ですし、精密検査中イライラされても嫌だなと思い、私はここで「後から写真を請求しません」に記しをつけてサインをしてしまいました。一抹の不安とともに…
すると、「そうです、普通はいらないんですよ!」と言い残してサインした書類を持って別室に行ってしまいます。
正直、私、この辺りからすでに逃げ出したい気分でした。(苦笑)
どうして後から必要になるのはどういう時なのか説明してくれないのか?
説明しないということは病院側にとって不利なことなのか?
「いる」にしておいた方が良かったのか?
なんてあらぬ妄想を掻き立てられてしまいます。
それでなくても初めて歯の矯正をするんです。
勝手のわからないことばかりで不安ですからここはきちんと説明してもらいたかったです。
私は助手さんにイライラされても、後に不安が残らないように説明してもらえばよかったなと少し後悔したので、もし皆さんが精密検査をする時に同じようなことを求められたら、理由とかちゃんと聞いてからサインしてくださいね。(できなかった私が言うのもなんですが、体験者としてのアドバイスです!)
歯の歯型取りと写真の撮影
気を取り直し、さっそく歯の歯型取りです。
歯科助手さんが歯型をとるための準備をしています。
小さな部屋で二人っきり、沈黙が続いていたので少し和みたく話かけてみました。
「歯並びずっと悩んでいたんですがやっと治そうと踏ん切りがついてこちらにうかがいました。噛み合わせとか顎関節症とかも治ったら嬉しいな…」
と話し出した途端、また、助手さんがイラっとした口調で、「少しお待ちください!」と言って出て行ってしまいます…
(いったいなんなんだろう…話しかけたのがまずかったのか?)
また、不安な気持ちになってきます。
すると先ほどの担当の方が、リーダーと呼ばれる女性を連れてきました。
リーダーという方は挨拶をすると私にこう言いました。
「HARUNAさん、矯正をしても必ず噛み合わせが治り、顎関節症が治るとは言えません。先日の無料相談の際にも先生は説明されているはずです!」
ピシャ!っと言われてしまいます…
私は、先生からはそのように聞いている旨、それからさっきは可能性として顎関節症も治ったらいいなと助手さんとのコミュニケーションの一つとして気持ちをお伝えしたつもりでしたと伝えます。
リーダーの方は、それを聞くと安心したようににっこり笑って退出していかれました。
いや、しかしですよ!
神経質になるのは仕方ないのかもしれませんが、いちいち目くじらをたてる担当の助手さんには辟易してしまいました。
もう、精密検査が終わるまで何も話すまい。
いや、実際ここで矯正を始めても大丈夫なのだろうか?
でも、もう精密検査に高い料金を払ってしまったし…
この頃には私はけっこう憂鬱になってしまいました。
あっ、肝心の精密検査の工程の話しですよね?
その後は淡々と検査が進みます。
まず、私は全体の矯正と部分の矯正を検討していたので上下の歯の型取りを2回ずつしました。
(どちらか一方の人は、上下1回で済むそうです。)
今まで虫歯で歯医者さんで治療した人はわかると思いますが詰め物をするための型取りをする時と要領は同じです。
ガムというのでしょうか?
最初は柔らかく、次第に固まっていくジェル状のものを歯のアーチ状の金具に流し込み、それを歯全体に押し当てて型をとります。
1回につき3分くらいはそのままの状態で自分の指で型を押えて固まるのを待ちます。
痛くはないのですが口を開けているので口は少し疲れます。それと私は型を外す時が嫌でしたね。
ガムが歯にくっついてなかなか外れないので、メリメリと型が外れる瞬間は歯が持って行かれてしまうような感覚っていうんでしょうか?
あれがちょっと苦手でした。
それから最後にポラロイドカメラのようなカメラでの写真撮影です。
なんでも、顔の外から撮影して歯の状態を撮影するもののようです。
簡単なレントゲン写真のようなものでしょうか?
助手さんに言われた通りの顔の向きを作り、その状態で左右と正面からで計6枚ほど撮影されました。
これで診察台での検査は終わりです。
レントゲン写真
最後はレントゲン室でレントゲン写真を撮影したら終了です。
先ほどの助手さんにレントゲン室に連れて行かれます。
いや〜、びっくりしました。
今まで虫歯の治療で通ってきた歯医者さんのレントゲン室よりも大掛かりなレントゲン装置がありました。
(やっぱり、歯の矯正のための写真だとこのくらいの装置が必要になるのかな…)
立ったままの撮影になります。
通常の正面からの撮影と最後は頭の周りを機械がぐるぐる回って撮影されます。
実は今回これが一番怖かったかも…(笑)
レントゲン室から解放されて、これですべての精密検査の工程が終わりました。
最初の受付から精密検査、そして料金の精算まで含めて1時間くらいでした。
受付での待ち時間などもあったので、実際の精密検査の部分は40分弱くらいで終わりました。
歯の精密検査を終えて まとめ
初めて経験した歯の精密検査でしたが、特に痛いこともありませんでしたし、緊張して行った割にこんなものかという感じがしました。
もし、これから精密検査を受ける人は安心していいと思いますよ。
ただ、今回私が一番不安になってしまったのは、助手さんの対応でしょうか?
忙しかったかもしれませんし、体調がすぐれなかったのかもしれませんが、やはり患者さんの質問にはできる限り真摯に答えて欲しかったという感想を持ちました。
そして、このことで私は、「この医院で本当にこのまま歯科矯正を始めてしまったいいのだろうか」という不安と疑問が浮かんできてしまいました。
担当の先生は前回投稿した記事でお話しした通り、質問にはきちんと答えてくれ、できること、できないことも明確にしてくださいました。
でも、今回の助手さんがこういう対応だと他のスタッフさんもそうなのかな?
そうしたら通院が苦痛になるかも…なんて感じてしまったんですよね。
精密検査の結果は2週間後。
というわけでこの医院に決める前に第2候補だった歯科医院にも相談してみようと心に決めてしまいました。
その事は次回の投稿でお話ししますね!