こんにちは、「綺麗な歯で笑顔になろう」のHARUNAです。
30代に差しかかるころ私は会社を退職しました。
女性にとっての30歳手前というのは特に将来を思い悩む時期ですよね?
結婚、出産、キャリアアップのためにこのまま同じ仕事を続けて行っていいものかなど人生の分岐点にさしかかる時期です。
私も例に漏れずそうでした。
就職超氷河期なんていう時代でしたが、卒業後なんとか恵まれた会社に就職できました。
仕事はきつかったですが待遇や職場の人間関係にも恵まれて幸せな社会人生活を送っていたと思います。
ただ唯一不満だったことは、女性に対して少々コンサバティブな考え方をする会社だったということです。
同年代の男性とお給料や階級が同じでも仕事の面では「女性の身で何かあったら心配」と任せてもらえないことがありました。
今こうしてこの記事を書いていると、「えっ、いや、いい会社じゃん!」なんて思ったりしますが(笑)
当時の私はまだ若かったのだと思います。
それよりも挑戦がしたかったんです。
私は悩みに悩んだ末、会社を退職し貯めたお金で留学をすることにしました。
当時苦学生だった私にとって留学は学生時代の夢でした。
いや、いや、歯並びコンプレックスの話から一体何の話だよって感じですね?
大丈夫です。
少し前置きが長くなりましたが、ここからちゃんと歯並びコンプレックスの話につながります。
まあ、とにもかくにも私は留学しました。
仕事の引き継ぎやら、留学準備やら、そして慣れない留学先での新しい生活や学校の授業やらで、「そいつ」はすっかり息を潜めていましたが、ある日突然のカウンターパンチをお見舞いされました。
学生の時の夢だ留学が叶ったのです。
毎日が楽しくて充実していました。
社会人として働いていたからでしょうか?
その開放感といったらすざましいものがありました。
この1日、1日を無駄にしない…毎日がキラキラと輝いて見えました。
一人で旅立った留学先でしたが、すぐにいろんな国の友達ができました。
何をしていてもとても楽しかったです。
きっと、毎日笑顔だったと思います。
はい、写真の中の私も満面の笑顔でした!!
……
そうです、すっかり、八重歯の存在を忘れていました。
コンプレックスのことも忘れていました。
ある日、友人宅で行ったホームパーティーの写真を眺めていた時です。
一緒に参加した友人達とその時の思い出話しに花を咲かせながらワイワイと写真を眺めていると、そのうちの一人の友人が言いました。
「君って笑顔が気持ち悪いね…」
(えっ? 空耳??)
「わかった、君歯並びが悪いからだ!!」
ええ、ストレートです…
日本語で言われても傷つくと思いますが、英語で躊躇なく言われても傷つきますよ!
その写真の中の私はすごい笑顔で、そして同時に八重歯がむきだしでした…
つづく